2012/11/05

初心者でも簡単!革(レザー)の手作りバッグの作り方


秋や冬になると、なんとなく恋しくなる「革もの」。

革といえばバッグ、そんな方も多いのではないでしょうか。

じぶんで手作りした革のバッグに、スタンプでデコレーションできたらおもしろい。

そこで今回は、こんなスタンプをつくってみました!



フランスのおしゃれなタグがスタンプするだけで簡単につくれる、名付けて「フランスの香りのタグスタンプ」です!

このスタンプの出番は、もうすこし先。
今回はまず、革のバッグから作りましょう!

用意するものをご紹介します。
制作のご参考にしていただけるように、サイズなどもご案内しておきますね。



まずは今回の主役、革(レザー)です。厚さ1.5〜1.6mmの牛渋革がおすすめ。本体用(31.5×43mm)が2枚、内ポケット用(15.5×22mm)が1枚。

ちなみに今回の革は、厚さ1.6mm。タンニン(植物系の渋)でなめし、染料で染めて手もみしわ加工をしたものを選びました。革の表面に塗料がのる顔料ではなく、革に染料が浸透していますので革の風合いが強く残っているのが特徴。これがバッグの味の決め手です。



肩ひも用のポリエステルテープ(4cm幅、1m30cm)と、おなじく4cm幅のなすかん2個、こきかん1個。



15号(4.5mm)のはと目抜きと、JIS規格のM8ワッシャー2個。

あとは革ものづくりの道具一式。



四本目打ち、15号(4.5mm)のはと目抜き、木づち、ゴム板。
麻糸、縫い針、へら、やすり、革用ボンド、CMC(磨き剤)、定規、カッターなど。ちなみに革以外は東急ハンズさんで揃えました。

それではさっそく、遊んでみましょうか!



本体胴の口の部分をCMC(磨き剤)でみがきます。
この工程を「コバ磨き」といいます。コバとは革端(切り口)のこと。
これは革のケバだちを抑え、より美しく仕上げるために行います。
ヘラの片方にヘリみがきがついた道具をつかって、CMCで丁寧に磨きます。

※CMCは粉末状ですので、水かお湯で半日ほど完全に溶かしてから(糊状になります)コバ磨きをします。3gのCMCに対して水かお湯200ccの割合です。サイズや用途に応じて量を調整してください。

つぎに、本体後側(後ろ胴)の革に内ポケットをつけましょう!



内ポケットの端から5mmのところにヘラで縫い線をつけます。



ヘラをつかうと、こんな感じで縫い線がわかりやすくつきます!



本体後側(後ろ胴)の革の裏側にも、ヘラで内ポケットを縫いつける目安の線を引いておきます。左上を原点として、上端から7.5cm、左端から11cmにあわせました。



本体後側(後ろ胴)の革の裏側に、革用ボンドで内ポケットをはりつけます。
このときに接着剤が縫い線からはみ出さないように注意しましょう。



縫い線がついたら、四本目打ちで縫い穴をあけましょう。
四本目打ちと木づち、ゴム板を用意します。s




ゴム板を革の下に敷き、縫い線にそって四本目打ちをセットして、上から木づちでうちつけます。

※四本目打ちをつかうときは一回で4つ縫い穴があきますが、次にうつときに前回の4つめの穴に1つめの目打ちをさしこんでうちます。こうすることで均等な間隔で目を打つことができます。



均等に縫い穴があきました!



目打ちがおわったら、麻糸と縫い針で内ポケットをぬいつけましょう!




縫い針に麻糸をとおし、針で麻糸をさして……



結び目をつくります。これを麻糸の両端にしておきます。



一針目を革の一穴目にさし、針をとおしたあと、革と麻糸の両端の距離をそろえておきます。



二針目を二穴目にさし、三針目はもう一方の針を二穴目に返します(四針目は三穴目にさします)。これを交互に繰り返し、口以外の部分をぬいつけます。



縫いおわりは、三目かえしてしっかりと頑丈にぬいつけておきます。
あまった糸をカットし、ボンドをすこしつけて固めます。



内ポケットをつけおわりました!なかなかしっかり収納できそうです。



内ポケットをつけおわったら、本体(胴)の前と後ろをぬいつけます。どちらかの革裏の端から5mmのところにヘラで線をつけます。口のところは、革の左右の端から2cmの長さまで線を引きます。(革の上端からの幅は5mm)



線をつけたら、はみださないように革用ボンドを塗って、なるべく二枚の革がぴったりと合うように(ずれないように)はりつけましょう。



はみ出た革端は、やすりで削って平らにしたあと、CMCで磨いてととのえます。



みがきおわったらゴム板を敷いて、四本目打ちで縫い穴をあけます。革端から5mm幅で目打ちし、口部分は革の左右の端から2cmの長さまで目打ちします。(口部分は左右の端をすこしだけ目打ちした状態になります。革の上端から目打ち穴までの幅は5mm。)



麻糸と縫い針で縫い穴にそってぬいつけます。縫いかたは内ポケットのぬいつけとおなじ要領です。



バッグの本体(胴)の部分が縫いおわりました!



つぎに肩ひもをつけるための穴をあけましょう。
ゴム板を敷き、左右の上端に木づちでハト目抜きをうちつけます。穴をあける位置は革の上端、左右端から1.3cmのところを穴の中心にあわせます。



穴があきました!



ここにワッシャーをさしこみます。これでバッグ本体(胴)の部分はできあがりです!



肩ひもをつくりましょう!ポリエステルテープと、なすかん2個、こきかん1個を用意します。



こきかんをポリエステルテープに通します。



なすかんの片方は2cm幅で折りかえし、麻糸でぬいつけます。

もう片方はなすかんに通して折りかえし、さらにこきかんにとおして3.5cm幅で折りかえして、麻糸でぬいつけます。



肩ひもが完成しました!



なすかんを本体(胴)にあけた穴にとおします。もちろん内側のワッシャーにも一緒に通します。



肩ひもがつきました!これで革のバッグのできあがりです!


それでは、革のバッグをスタンプでデコレーションしましょう!



ここで、さきほどのスタンプの登場です!

このレザーバッグに直接スタンプしてもいいんですが、今回はすこし趣向をかえてたのしんでみます。



革のはぎれを用意します。これは本体(胴)の部分をカットしたときのはぎれです。



つづいてスタンプをカットします!



タックンピール(両面粘着式のクリアシート)を貼ったアクリルブロックを用意します。

※タックンピールとアクリルブロックの取りつけかたは、スタンプでオリジナル傘をつくろうの回をごらんください!



カットしたスタンプをアクリルブロックに貼りつけます。



インクは革にスタンプできるメタリックカラーのスタンプインク、「ステイズオンメタリック」のシルバーを使用します。



このインクはつかいはじめはスタンプパッドにインクが入っていませんので、付属のインクをよく振って……



スタンプパッドにインクを注入します。写真のをふたつ分ぐらいで十分です。



付属のヘラでインクを全体にのばします。



スタンプにインクをつけて……



革のはぎれにスタンプします!



スタンプできました!黒のレザーにはシルバーがよく合います。光沢のあるメタリックカラーで上品なしあがりに。



ほかのスタンプでもタグをつくってみました!



スタンプができたら、はさみでレザーをカットします。



スタンプと革のはぎれでつくる、かんたん革(レザー)タグができました!

つづいて、革(レザー)タグをバッグに取り付けましょう!

ただ、安全ピンやカブトピンだとバッグの表面に穴があいてしまいます。大切なバッグに穴をあけることは、できれば避けたいですよね。

そこで、今回はこんなアイテムを活用します!



くり返し貼ってはがせる、便利な両面テープです!
1mmぐらいの、なるべく厚めのものがおすすめです。



このテープをタグの裏面に貼って……



バッグに貼りつけます!
ぴったり貼りつき、つよく振ってもびくともしません。



はがしても跡かたがまったく残りません!これは使えます。

バッグの革にダイレクトにスタンプした場合、デザインを変えることはできませんが、この貼ってはがせる両面テープをつかえば、その日の気分で革タグを貼りかえて、いろんなデザインがたのしめます♪

たとえば……



おなじ位置で貼りかえただけでこんなに印象がかわります!
エッフェル塔のモチーフがとってもおしゃれ。






二個つけてもおもしろいです♪エッフェル塔と凱旋門、フランスの代表的なモチーフでコーディネート。



こんなバッグもありますよね!ブランドのネームプレートが中央に入ったバッグをイメージ。



ささやかなワンポイントにもおしゃれです♪無地だとちょっぴりハードなイメージのレザーバッグが、革タグひとつで上品でおしゃれな印象に。


丹精こめて手作りした革のバッグを、スタンプでかんたんにできる革タグでじぶんらしくカスタマイズ。

バッグからタグまですべて手作りだから、ほんとうに深い愛着がわきます。
宝物としてずっと大切にしたくなります。

年を重ねるにつれて深い味わいを増していくレザーバッグは、”いま”の想い出づくりにもぴったりです。


初心者でもかんたんに作れる、革タグであそべるお気にいりのレザーバッグ。
あなたも手作りしてみませんか?







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